こんにちは!
大阪市福島区の児童発達支援・放課後等デイサービス「プロッツジュニア福島教室」です。
今回は、発達障害を知る上で大切な脳の構造とその成長について、解説していこうと思います。
脳は大きく3層構造になっており、1層目から順番に発達していきます。
1層目は反射的な脳(脳幹)です。
内臓やホルモン調整など自分の意志ではコントロールできない運動や本能を司ります。
脳幹が主となっている場合は、「生存本能としての防衛反応が強く出てしまったり(感覚過敏)、身体にプログラムされた無意識的な行動(原始反射)が発生する」状態になります。
2層目は感情的な脳(大脳辺縁系)です。
喜怒哀楽や情緒を司ります。
大脳辺縁系が主となっている場合は、「自分のしたいことを、自分の好きなタイミングで、好きな方法で行動する」状態になります。
3層目は理性的な脳(大脳新皮質)です。
理性や知性を司ります。
大脳新皮質が主となっている場合は、「社会のルールや状況に合わせて言動・行動する」状態になります。逆に状況や他者の指示を無視してマイペースな行動を行っている場合は、この脳が使えていない状態と判断することができます。